私たちメロン農家にとって、害虫の防除は非常に重要な仕事の一つです。
なぜなら、害虫はメロンの品質を落としますし、病気を媒介することもあります。
当然、放置しておくわけにはいきません。
そこで、クラウンメロンでは、害虫被害を抑えるためいろいろな工夫をしています。
その中の一つが粘着トラップです。
害虫の中には、黄色や青色に寄ってくるものがいます。その性質を利用して害虫を捕まえます。
このテープや板に触れると、小さな虫はくっついてしまいます。こうやって温室に仕掛けておくと、害虫をある程度防除することができるのです。
もちろん、この方法だけでは害虫を完全に防ぐことはできません。
一般的によく知られている、農薬を使った防除も行います。
しかし、そればかりに頼ってしまうと、徐々に効果が薄くなり、やがて農薬が効かなくなってしまいます。
だからこそ、いろいろな方法で害虫を防ぐことが必要なのです。
【生産者番号329 石川拓人】