クラウンメロンの定植(苗植え)と隔離ベッド(定植する場所)について

クラウンメロンは種を植えてから20日位たった苗を温室内の隔離ベッドに定植します。

定植前に苗の選別をします。苗の大きさ、丈夫さ、葉っぱの変形、害虫に食べられていないかなどを一つ一つ確認していきます。

定植時は苗の置く場所、植える間隔など生産者それぞれが栽培しやすくこだわりをもった方法で行います。
クラウンメロンは隔離ベッド栽培で育てられています。隔離ベッド栽培とは地面と離れている場所に定植して栽培する方法です。地面とベッド内の土が離れているので地面から水分を吸収せず水の管理がわかりやすくなります。

隔離ベッド栽培は水、肥料の量を調整しやすく、病気や害虫対策がしやすくなります。そして水量を細かく調整し、各栽培過程において適量に水を与えることが綺麗で美しく美味しいメロンを作るコツになります。毎日掛ける水量の調整は非常に難しく、日々変化する環境の中で生産者の経験、知識、感を頼りに水を与えていきます。
【727】金原 永典